「作りおき&朝10分 糖質オフのラクチン弁当」(学研プラス社)
新刊が発売になりました。
主食を抜く糖質制限ではなく、糖質をコントロール、糖質の摂りすぎを防ぐのが基本スタイルのレシピ本です。
糖質の摂りすぎは、肝臓や脂肪細胞で脂肪となって貯蔵されるので肥満の原因になります。
しかし、糖質が不足すると、脂質より先にたんぱく質がエネルギー源として使われてしまうため、「からだの組織をつくる」本来の役割を妨げることになってしまいます。また、糖質は脂質の代謝にも関わるので、不足すると脂質の代謝がスムーズに行われなくなります。
一時期流行した糖質を全く摂らないダイエットは、短期間に体重を減らしやすいのですが、糖質(炭水化物)を摂らず、肉、魚、卵などの動物性食品が増加することで、たんぱく質や塩分量が増加。腎臓の負担が増えたり、LDLコレステロール上昇や血圧増加のリスクにつながりやすい可能性があるためです。
ダイエットでは悪者扱いにされがちな糖質ですが、健康的に、活動的に体調良く過ごすうえではとても重要な栄養素のひとつ。糖質が多すぎても、少なすぎてもからだには悪影響があるのです。
この本では、主食は、食物繊維と一緒に摂る、たんぱく質を欠かさないこともお勧めしており、健康的に痩せる!内容にすることを心がけています。
1か月5キロ減、10キロ減!などの急激なダイエットは、リバウンドを招きやすく、パフォーマンスが下がったり、繰り返すうちに痩せにくい体質になることも。ぜひ、緩やかな体重減少と継続にお役立ていただければ嬉しいです。
ちなみに、おかず一品一品は、ダイエットの必要のない方、お子様にもお使いいただける内容になっています。
この本では書ききれませんでしたが、ダイエットには、運動や睡眠も大切です!
まとまった運動ができない場合は、駅などでは階段を利用する、大股で歩く、歯磨きやテレビを見ながらストレッチするなど、日常でも少しでも活動量を増やせることを見付られるといいですね!
また、時間栄養学的には、不規則な生活は、体内時計を乱しやすく肥満・糖尿病・心血管疾患などのリスクを増加させることが分かっていますので、
基本的なことですが、
・朝起きたら太陽の光を浴びる
・朝食は抜かず、しっかり食べる(炭水化物とたんぱく質をセットで食べると代謝が上がるデータがあります)
・夜の間食はやめ、食べるなら明るい時間に摂る
を気を付けながら、ご活用いただければ嬉しいです。
あと!甘い飲み物は、特に血糖値を上げやすいので、ぜひこちらもお気を付けください!
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